開幕延期でも日本に留まる助っ人の心境…公認代理人が語る
その一方で長谷川氏は、日本政府やプロ野球のコロナ対策を説明する難しさがあるという。
日本では先日、東京などで緊急事態宣言が発動されたが、その際、「東京はロックダウン(都市封鎖)したのか?」と質問する選手もいたという。
「日本政府やNPBの方針が決まった時点で、選手に伝えるようにしています。ニュースの英訳では、ニュアンスが伝わりづらいからです。それでも、説明に苦労することもあります。たとえば米国はニューヨーク州などで『外出禁止令』が出され、人と人との距離を2メートル以上離すという『ソーシャルディスタンス』も明確(『ゴールデンレトリバー2匹の鼻からしっぽまで』など具体的な指針もある)。ドミニカ共和国では夕方5時から朝6時まで外出禁止です。国によっては違反者に罰則が与えられるケースもあるが、日本ははっきりと禁止しているわけではなく、各地方自治体によっても対策が違う。他の国と日本ではどう違うのか? 日本ではどうすればいいのか? となった場合、そのニュアンスを伝える難しさは感じます」(前出の長谷川氏)