スペイン「他国でリーグ戦を開催したい」UEFAに打診の仰天
新型コロナウイルス禍によって世界中のリーグ戦が中止・延期を余儀なくされていると思ったら……ベラルーシ、タジキスタン、ブルンジ、ニカラグアの4カ国でリーグ戦を開催しているのにはビックリ仰天である。
「いずれの国も『新型コロナの感染者も死者も少ない。細やかな安全策を講じている』と声を大にして言っている。中でも4月に開幕したタジキスタンは、4月に入っても感染者や死者が一人もいない――というのがウリだった。なかなか信じがたい数字ではあるが、ブルンジもニカラグアも感染者、死者ともにひとケタ台ということでリーグ再開に踏み切りました」(サッカー関係者)
唯一UEFA(欧州サッカー連盟)に所属しているベラルーシは、3月に開幕した時点で感染者562人・死者8人だったが、4月半ばには感染者4000人超・死者40人と明らかに拡大傾向にある。それでも中止にしないのは「世界各国から放映権の引き合いがあるから」(放送関係者)という。観客動員は1000人前後だが、ピッチを映せばいいのでスタンドがガラガラでも問題はない。
「莫大な放映権料を受け取っている欧州の主だった各国リーグは、とにかく試合をやりたい。中でもスペインが『ベラルーシやタジキスタンのスタジアムを借りて自国リーグを開催したい』とUEFAの上層部に打診したという話が漏れ伝わってきた」(前出の関係者)