稲葉監督は東京五輪まで WBC指揮官の有力候補に原監督浮上
来年3月に日本や米国などで開催予定だった野球の第5回WBCが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2023年に延期されると、複数の米メディアが報じている。今大会は前回より4チーム多い20チームが参加する予定だったが、予選は延期となっていた。日本野球機構(NPB)の斉藤惇コミッショナーは「こういう事情で延期するということで、やむを得ないだろうと思っている」と語った。
NPBは、現侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)の契約を、来年に延期された東京五輪終了までに延長する意向を明らかにしている。WBCも含まれていたが、それが23年に延期されれば、事態は変わってくる。
稲葉監督に近しい関係者がこう明かす。
「そもそも、今だって日本ハムのSCO(スポーツ・コミュニティ・オフィサー)で代表監督を兼務している立場。いずれ日本ハムに恩返しするためという意識が強いようです。通算9年目という長期政権中の日本ハム栗山監督は今季が1年契約。稲葉監督は、ヘッドコーチとして日本ハムに復帰した小笠原と並ぶ、“ポスト栗山”の有力候補でもあり、本音では侍監督の1年延長にしても二つ返事というわけではない。さすがに東京五輪の監督は務めるにしても、なし崩し的にそのまま23年WBCまで3年間も代表監督を延長する気はないとみられています」