首都圏集中開催なら巨人が圧倒的有利 脅かす唯一の球団は
プロ野球の開幕日は決まらなかった。
11日にオンラインで行われた「12球団代表者会議」で、目標としている6月19日開幕が確定するとみられたが、斉藤コミッショナーは「まだ予断を許さない状況。専門家の先生からは本日の時点で開幕の日付を確定するのは難しいのではないかとのご意見をたまわった」と説明。一方、開催地を限定することについては「具体的な協議はしていないが、移動リスクを避ける方法の一つとしては考えられる。どこか何カ所かで、移動をできるだけ減らしたやり方はもちろん考えられる」と否定しなかった。
集中開催案として、パは大阪と兵庫を中心とする関西圏、セは巨人、DeNA、ヤクルトの3球団が本拠地を構える首都圏で行う案が浮上、と一部で報じられた。中日、阪神、広島の遠征球団は宿泊費がかかるなどの問題点はあるものの、今季は「感染リスク」を避ける開催が最優先。そうなった場合、「たとえ無観客であっても、間違いなくホームチームが有利になる」とは球界OBだ。
「首都圏3球場すべてに自宅から通える巨人をみると、昨季のホームゲームは39勝32敗で勝率は・549。東京ドームに限定すると、同・578と勝率はさらに上がる。セは巨人以外の5球団全てが敵地のロードゲームで負け越している“内弁慶”。巨人の圧倒的有利は揺るぎません」