新大関朝乃山が実戦不足に不安も…無観客が追い風になるか

公開日: 更新日:

 ようやく大関としての“デビュー戦”を迎えられそうだ。

 3月場所で大関昇進を決めた朝乃山(26)が24日、NHKの相撲番組にリモート出演。7月場所に向け、すでにぶつかり稽古などを始めていると近況を明かした。

「(実戦稽古不足は)不安だけど、7月場所があると思って稽古していかなければいけない」

 そんな朝乃山の追い風になりそうなのが、7月場所の無観客開催だ。本人はテレビで、「無観客になるかどうかはわかりませんが」と話していたが、協会はすでにその方向で調整している。3月場所同様、静寂の中での本場所ということだ。

 観衆の声援は力士の力にもなれば、プレッシャーにもなる。朝乃山は後者の側面が大きい。本人もかねて、「僕はメンタル面が強くない」と自分の弱点を理解している。大関昇進を決めた3月場所は11勝4敗。本来の大関昇進目安は「三役で3場所33勝」であり、12勝なら基準に届くはずだった。しかし、それに“王手”をかけながら13日目、14日目に連敗し、この時点で12勝は消滅。千秋楽で大関貴景勝に勝ったことでその内容が認められ、なんとか昇進を勝ち取った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇