新大関朝乃山が実戦不足に不安も…無観客が追い風になるか
朝乃山の富山後援会の青木理事長も以前、日刊ゲンダイの取材に「大関伝達式で本人と話したが、『(もし3月場所が無観客ではなく)お客さんがいたら緊張して危なかったかもしれません』と話していた」と、証言している。
「イベントやマスコミに引っ張りだこになりがちな新大関は、昇進直後の場所で好成績を上げにくい。直前3場所の勢いはどこへやら、8勝7敗でやっと勝ち越しというケースも珍しくない。現状は新型コロナの影響で落ち着いて稽古に集中できるとはいえ、地位に伴う責任感や、それまでとは違うファンの大声援に戸惑う力士もいた。その点、3月場所に続いて7月場所も無観客だと淡々と進行する。重圧が軽減する新大関の場所で大勝ちすれば、今後の弾みにもなる」(ある親方)
いきなりカド番、なんてことはなさそうだ。