ドイツでは囲みも禁止 7月再開Jリーグの取材体制どうなる
もしもブンデスリーガのようにカメラマンを3人に限定したら、両チームのオフィシャルとJリーグのオフィシャルで枠は埋まってしまう。各新聞やサッカー専門誌、サッカー専門サイトなどJリーグから写真を購入するしか手はなくなる。両サイドのゴール裏とタッチライン側のエリアには、距離を取った範囲でカメラマンの取材を認めるべきだし、入れないカメラマンは観客席からでも写真を撮れるようにすべきだろう。でないと写真のオリジナリティーが損なわれる可能性が高い。
記者もしかり。観客席は無人でガラガラなのだから、ソーシャルディスタンスはいくらでも取れる。監督会見と選手取材も囲み取材は無理だとしても、十分な距離をとることで可能とすべきだろう。でないと記者独自の視点で原稿を書くことはできなくなる。
どうしてブンデスリーガは、これほどまでに厳しい措置を講じたのか? まるで「活字媒体には取材してもらわなくても結構」というスタンスと疑われても仕方ないだろうし、その背景には「巨額のテレビマネーと関係しているのでは?」と勘ぐりたくなる。