著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

23年W杯招致に照準 女子サッカー.WEリーグの狙いと課題

公開日: 更新日:

 そこで日本も遅まきながらプロリーグを創設し、更なる強化に乗り出したというわけだ。

 そしてもう1点は、23年に開催される女子W杯の招致活動を有利に進めるという狙いがあると推測される。

 現在、開催地に立候補しているのは日本の他にオーストラリア/ニュージーランド(共催)、ブラジル、コロンビアの4カ国(地域)だ。オーストラリアとニュージーランドは、参加国が32チームに拡大されることから共催での立候補を表明した。

 現状では、新型コロナウイルスの感染・拡大が続いているブラジルとコロンビアが選ばれる可能性は低く、日本とオーストラリア/ニュージーランドの一騎打ちとなるだろう。開催国の決定は6月25日のFIFAカウンシルで行われる。そこでJFA(日本サッカー協会)の田嶋会長は3日、女子プロリーグの創設を発表したのではないか。

■開催国は日本vsオーストラリア/NZの一騎打ちか

 女子W杯は23年7月10日から8月20日までの長丁場だが、プロリーグを秋~春制にすれば日程的な問題はない。日本はすでに19年12月、8つのスタジアムと42のチームとレフェリーのベースキャンプを提案するなど、札幌から沖縄まで全国規模での開催を盛り込んだ招致ブックをFIFAに提案している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…