松山英樹を襲うコロナ禍の余波 気になるスポンサーの動向
「でも、五輪は1年延期になり、来年の開催も危ぶまれている。今年限りでスポンサー契約を打ち切る企業もある。コロナで大きな痛手を負った会社は第2波への警戒感を強めると同時に、『ポストコロナ』を模索している。松山をサポートしている会社の方針もガラリと変わる可能性はあります」(前出の関係者)
トヨタ自動車の発表では、5月の世界生産は前年同月比54・4%減。過去最大の減少となった。トヨタは新型コロナ対応のため複数の国内金融機関から1兆2500億円の資金を調達した。
コロナ禍の影響で旅客需要が激減したANAホールディングスも、先月29日の株主総会で片野坂真哉社長は「借入金と融資枠で計1兆円規模を用意した」と明言したが、グループ35社で4万2000人を一時帰休させた合理化策は、コロナ次第では今年のみで終わるとは限らない。
これからもコロナが猛威を振るえば、企業は体力を奪われ、光を放てない選手から離れていくのは必至だ。