2位T金谷拓実はプロ転向1カ月でも実力者 首位以上の注目度
【ダンロップフェニックス】第2日
今年はコロナ禍により無観客での開催。海外からの招待選手も呼ばなかった。事情はわかるが、国内においては最も華やかな冠大会だけに、寂しい限りだ。
異例の大会で注目されるのは通算9アンダーで首位に立った21歳のルーキー石坂友宏ではなく、1打差2位タイにつけた金谷拓実(東北福祉大4年)だろう。先月プロ転向したばかりの新人とはいっても、2018年には「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」で優勝し、「マスターズ」と「全英オープン」に出場。多くのプロが夢見る「夢の祭典」でも経験がある。
昨年は「三井住友VISA太平洋マスターズ」でツアー史上4人目のアマ優勝を果たした実力者。もっか賞金ランク9位(1189万5000円)につけている。
今年はコロナ禍で試合数は激減。来週の「カシオ・ワールドオープン」も中止になった。今大会の優勝賞金は昨年の半額(2000万円)だが、稼げるときに稼ぐのがプロというものだ。