著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

高校サッカー選手権のオフ・ザ・プレーから幾つもの気付き

公開日: 更新日:

 日本サッカー界における冬の風物詩のひとつ、全国高校サッカー選手権大会(以下・高校サッカー)。今やごく当たり前となった海外サッカーが直結し得なかった時代から、サッカー少年の身近な憧れの舞台が、高校サッカーだったことは間違いない。

 スタジアムで高校サッカーを見たのは何年ぶりだろうか。記憶は曖昧だが、高校3年の冬まで遡る気がしてならない。年末年始は、地上波とネット配信を同時に繋いだり、寒い中を現場観戦したり。これでもか、というほど青春風を感じさせてもらった。

 3回戦観戦に訪れた駒沢公園陸上競技場で幼少期の記憶が蘇ってきた。向かいの国立病院で生まれ、そして駒沢で育った元サッカー少年にとって、蹴るのも見るのも駒沢公園が舞台だった。

 正月には、某サッカー専門誌の中綴じ付録だった大会選手名鑑と蛍光マーカーをリュックサックに詰め込み、当時から駅前の同じ場所で営業を続ける松屋で豚生姜焼き定食を弁当にしてもらってから、会場へ向かうのがルーティンだった。

 スマホやパソコンのなかった時代。毎日他会場の結果をいち早く教えてくれたのは、会場正面入口脇に設置された木製の大会トーナメント表だったことは良き想い出だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱