桑田真澄氏が巨人コーチに 原監督との恩讐越え入閣の仰天
巨人のサプライズ人事には、「まさかだね」と多くのOBも仰天している。
近日中にも正式発表される、桑田真澄氏(52)の入閣。ポストは最終調整中だが、今季から投手部門のコーチとして選手の指導にあたる。08年の現役引退後、15年ぶりの巨人復帰。就任の時期も時期なら、プロ野球でコーチを務めるのも初という異例の人事だが、OBなど巨人関係者がなにより驚いたのは、原辰徳監督(62)とは微妙な関係にあったからだ。
■首脳陣に一切相談せず“退団表明”
桑田氏は2006年に巨人を退団する際、二軍戦の登板を前に球団の公式ホームページ上にあった自らのコラムで「お別れ」と題した記事をアップ。「ジャイアンツのユニホームでマウンドに立つのは、おそらく最後になるだろう」と記し、退団を示唆した。
桑田氏はこの年、4月に600日ぶりとなる白星を挙げたものの、その後は故障もあって二軍での調整が続いた。そんな背景があっての“退団表明”。首脳陣にも球団にも一切の相談をしなかったため、原監督が「信じられない。順番が違う」と不快感を露にしたのも当然だった。