巨人がW獲得“助っ人大砲” 働き次第で原監督のクビが飛ぶ
巨人が助っ人大砲ダブル取りに成功した。
7日、メジャー通算196本塁打でジャイアンツからFAとなっているジャスティン・スモーク内野手(34)と選手契約を結ぶことで合意したと発表した。
身長193センチ、99キロの巨漢は、左投げ両打ちの強打の一塁手として、2010~14年に在籍したマリナーズ時代にイチロー、川崎、岩隈らとプレー経験がある。
ブルージェイズ時代の17年には自己最多となる38本塁打、90打点をマークし、オールスターにも出場。しかし、ブルワーズ、ジャイアンツに在籍した昨季は打率・176、5本塁打と不振にあえいだ。
年俸300万ドル(約3億1000万円)の2年契約とみられる。メジャーリーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう指摘する。
「左打ちの方がパワーがあり、右打ちの方が打率がいいタイプ。若い頃は変化球を苦手にしていて、速球しか打てない印象でしたが、最近はカーブなどの変化球に対応する一方で、速球に差し込まれるようになった。フルスイングをするので三振が多い(20年の三振率31・8はキャリア2番目の悪さ)。昨年、成績がガクッと落ちたように衰えが見られるので、打率は2割前後。本塁打は20~25本といったところでしょう」