ロッテ松中臨時コーチ性格ガラリ…「硬軟指導」の評判は?
最後の三冠王が往時を彷彿させる打球をかっ飛ばした。
■「芸術的内角打ち」を披露
今キャンプでロッテの臨時コーチを務める元ソフトバンクの松中信彦(47)。初日から自身と同じ左打者の藤原、安田らを精力的に指導すると、2日は自らフリー打撃に参加。黒マスクを着用したまま左バッターボックスに入り、かつて「芸術的」と言われた右翼線に引っ張る内角打ちを披露した。
もちろん、一朝一夕には真似できない高度な技術。それでもロッテの左打者にその片鱗でも伝われば、かつての同僚を招いた井口監督もニンマリだろう。
不安があるとすれば、松中コーチの性格。ソフトバンク時代は肩で風を切り、若手を子分さながらにアゴで使っていた。「このチームは俺が院政を敷く」と、うそぶいたこともあり、多くのナインから煙たがられていたのも事実だ。
■足引っ張らないか
当時を知るホークスOBは「昔は唯我独尊だったが」と、こう続ける。