楽天早川は開幕3戦目先発へ 託されるベテランの負担軽減
順調と言っていいのではないか。
7日、楽天ドラフト1位の早川隆久(22=早大)が中日戦に先発し、4回3失点。要所で高めに浮いた球を捉えられるシーンもあったが、ビシエド、大島といった好打者相手に速球で三振を奪うなど、昨秋ドラフトで4球団が競合した逸材の片鱗を十分に見せている。楽天OBが言う。
「速球の球威、球速もさることながら、チェンジアップなど変化球の完成度も高い。ある程度はボールを低めに集める制球力もある。この日は失点したものの、前回登板(2月28日中日戦)では、ピンチの場面でチェンジアップを打たせて、三ゴロ併殺打に仕留めるなど勝てる投球ができるという印象です。四球から自滅するタイプでもないでしょう。楽天は強力打線を擁しているだけに、1年目から2ケタ勝利をマークしても何ら不思議ではありません」
石井GM兼監督の期待も高く、開幕3戦目(3月28日日本ハム戦)の先発が有力視されている。石井監督は開幕投手に昨季の最多勝投手である涌井、2戦目に米球界から復帰した田中将を指名。