楽天ドラ1早川はジンクス打破? 岸や則本も一目置く強心臓
ルーキーはキャンプや自主トレで必要以上に張り切る傾向がある。
大学や社会人出身であればなおさら。即戦力として期待されているだけに、少しでも速い球を投げよう、遠くに飛ばそうと、自分のスタイルや調整のスタンスを崩すことも珍しくない。その結果、ケガをしたり、本来の長所を失ってしまえば目も当てられない。だからこそ首脳陣は新人の扱いに苦慮するのだが、そんな心配が必要なさそうなのが楽天のドラ1・早川隆久(22=早大)だ。
キャンプ初日に岸(36)や則本(30)らがブルペン入り。いきなり投球練習で汗を流すベテランをよそに、キャッチボールやランニングなどで独自調整。エース級が飛ばそうが我関せずで、「周りに流されず、自分の計画、ペースでやっていきたい」と平然とマイペースを強調したのだ。
その早川が2日、初のブルペン入り。
石井GM兼任監督らの首脳陣が見守る中、捕手を座らせて37球、ストレートだけを投げ込んだ。セットポジションやクイックモーションなどの感覚を少しずつ確かめるように、しかし、力を入れた様子はまったくなかった。