広島誠也を覚醒させる 巨人の師匠丸とライバル菅野の存在
広島の主砲・鈴木誠也(26)が23日の巨人戦で今季初めて3番に入り、菅野から16日以来の5号ソロ本塁打を放った。
その裏には「師匠」と「ライバル」の存在があるという。
巨人はコロナ陽性判定を受けて離脱していた丸佳浩(32)ら4人が一軍本隊に合流。丸は「5番・左翼」でスタメン出場した。
2人には因縁がある。鈴木が高卒2年目を終えた2014年オフ、頼み込んで自主トレを共にし、弟子入りしたのが丸だった。「丸さんは絶対にボール球を振らない。勉強になることが多い」と四球を選ぶ大切さなど、多くを学び、ブレークにつなげた。その後、内川(現ヤクルト)にも弟子入りしたが、最初の打撃の師匠は他ならぬ丸だったのだ。だから、丸が18年オフに巨人へFA移籍した際も「プレッシャーでダメなんじゃないかとか、いろいろ言う人たちを、丸さんはギャフンと言わせて欲しい。もし結果が出なかったらボクも嫌ですし、丸さんには常に凄い丸さんであって欲しいですから」と本気でエールを送っていた。
さる球界関係者がこう言う。