スイング改造中の渋野日向子は松山英樹が「格好のお手本」
【HSBC女子世界選手権】第2日
「最後まで何もできず、昨日と同じような内容でした。今のところアンダーで回れる気がしないです」
2日目の渋野日向子(22)は4バーディー、5ボギーの73。通算5オーバー66位(今大会予選落ちなし)の“ブービー”で終えると、力なくこう言った。
渋野は昨年末、2017年秋から指導を受けていた青木翔コーチと別れ、現在は単独でスイング改造に取り組んでいる。トップの位置が右肩よりも低くなったのは「再現性の高いショットを打つため」としているが、改造途中とはいえ、ショットは左右によく曲がる。バーディーを取るが、ボギーの数も多く、流れをつくれない。
スイング改造やウエッジを4本入れるクラブセッティングは石川遼(29)の助言と明かしており、今のところ特定のコーチに教わる気はないようだ。
マスターズで優勝した松山英樹(29)も、以前はコーチと契約せずに戦っていた。
「まだ人に指導してもらう段階ではない、と聞きましたが、自分の考えとコーチの理論が必ずしも合致するとは限らないというのが理由だったみたいです」(ツアー関係者)