スイング改造中の渋野日向子は松山英樹が「格好のお手本」
しかし、昨年、映像分析やスイングの数値データ収集を重視する目沢秀憲氏(30)と出会い、初めてコーチ契約を結んだ。
「客観的にスイングを判断してもらい、映像や数値を見て話し合った。迷いなく試合に臨めるようになったことが、マスターズ制覇につながったといっても過言ではない」(前出の関係者)
そこで渋野だ。
今はスイングの改造に試行錯誤している。シーズン中のフルチェンジはリスクが高い。助言を与えてくれるコーチがいなければなおさらだ。
東京五輪代表の座を「他人に譲ってもいい」という覚悟で長期の海外遠征に出ているのは、来季の米女子ツアーの出場権を取るためだ。それには優勝するのが手っ取り早いわけだが、改造中のスイングで勝てるほど米女子ツアーは甘くはない。松山を見習って、信頼できるコーチを早く見つけるのが賢明だ。