著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

板倉滉は最高の状態で日本代表に合流「引っ張っていく」

公開日: 更新日:

 板倉は97年1月、横浜市生まれ。小学校時代から川崎の下部組織で育った。同期に三好康児(アントワープ)、1つ下に三笘薫(川崎)、2つ下に田中碧(川崎)という豪華タレント集団の中で育った。5学年下の久保建英(ヘタフェ)はさすがに小学生時代は面識はなかっただろうが、年代別代表で同僚となり、大きな刺激を受けたはず。

 そして18歳になった2015年にトップ昇格。ボランチとDFを柔軟にこなせる大器として期待された。

 しかし、当時の川崎MF陣には中村憲剛(川崎FRO)、大島僚太といった日本代表経験者がひしめき、DF陣も谷口彰悟らが台頭。板倉は3年間ほぼ出番を得られず、2018年には仙台へ期限付き移籍を決断した。

 ここでの1年間の活躍が認められ、マンCへの完全移籍というビッグオファーが舞い込む。もちろん就労ビザなどの壁があり、すぐにはプレミア参戦は叶わなかったが、本人はフローニンゲンへのレンタルを快諾。2年半がかりで地道にキャリアを積み上げたのだ。

 森保一監督も187㎝の長身で複数ポジションを担える万能性、高いボール技術に着目。東京五輪代表立ち上げ時からコンスタントに招集し、2019年にはコパアメリカ(ブラジル)にも帯同させた。ウルグアイ戦では柴崎岳(レガネス)とボランチを組んで好印象を残したが、その後は同世代の冨安、中山雄太(ズヴォレ)に遅れを取る形に。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動