冨安健洋「冨安ここにあり」示すチャンス、メダル獲得が鍵
冨安がU-24世代のリーダーとなり、率先してその作業を行っていけば、悲願のメダルに手が届く可能性が高くなる。
今こそ高度な国際経験値を還元すべき時なのだ。
次なる戦いは6月5日のU-24ガーナ戦。その舞台は故郷・福岡だ。今も帰国するたびに出身クラブである三筑キッカーズや中学時代から8年間在籍したJ1・福岡に顔を出す律儀な男にとって、地元凱旋は特別な機会だ。
「僕が育ったクラブのホーム(ベスト電器スタジアム)で試合ができるので嬉しく感じていますし、成長した姿を見せられたら嬉しいですね」
新たな意欲を口にする冨安。残念ながら緊急事態宣言の延長で無観客試合になってしまったが、テレビの前で待ちわびる人たちのためにも「冨安ここにあり」と示すこと。
それが彼に課された責務と言っていい。