相馬勇紀「五輪は高校3年からずっと目指していた場所」
相馬勇紀(24歳/J1・名古屋MF)
「今回の代表活動は、誰もが分かるように五輪直前のサバイバル。得点シーンのガッツポーズは映像を見て『やっていたんだな』と思いました」
5日のU-24ガーナ戦。吉田麻也(サンプドリア)らオーバーエージ3人を含むU-24日本代表最強布陣の左MFに入った相馬勇紀(名古屋)は、後半開始早々に4点目をゲット。喜びを爆発させた。
「東京五輪は高校3年からずっと目指していた場所。絶対に18人に入って金メダルを取るんだ」と日々精進を積み重ねてきた。悲願達成へ、小兵ドリブラーはまず強烈アピールを見せた格好だ。
相馬は1997年2月、東京都調布市に生まれた。元日本代表FW永井雄一郎(はやぶさイレブン)らを輩出した三菱養和SCで高校時代まで過ごし、2015年に早稲田大学へ進学。4年時には名古屋の特別指定選手としてJ1で9試合に出場。卒業前からプロで実績を残していた。
翌2019年に名古屋と正式契約。同年夏には鹿島に半年間レンタル移籍した。この時点では森保一監督も東京五輪を目指す代表の中心的メンバーと位置付けており、6月のトゥーロン国際大会(フランス)や12月のE-1選手権(韓国・釜山)にも帯同させた。