著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

相馬勇紀「五輪は高校3年からずっと目指していた場所」

公開日: 更新日:

 後者はA代表との混合チーム。相馬は切れ味鋭いドリブルで中国や香港をキリキリ舞い。少なからずインパクトを残した。

 そしてコロナ禍の2020年には名古屋に復帰。フィッカデンティ監督から速さと打開力を評価され、32試合2得点と悪くない結果を残した。

 が、その傍らで1学年下の大卒ルーキー・三笘薫(川崎)が急成長。Jベストイレブン入りする大活躍を見せたことから、相馬の東京五輪行きに黄信号が灯ったと見られた。

「薫は圧倒的な結果を出していると素直に思います。でも僕とは特徴が違う。リスペクトは持ちながらも、どれだけ自分の力をチームに還元できるか、勝利に貢献できるかが大事」と相馬は自らに言い聞かせ、多角的な自己改造に着手した。

■コロナ禍で料理に挑戦

 まず食事を見直し、6キロの減量に成功。「コロナで外食に行けなかったので、栄養を見つめ直して何が合うか調べ、食べるようにしたところ、結果的に6キロ減。それで体がキレキレになった(笑い)。僕のストロングは爆発的なスピードで相手を抜き去ったり、攻守両面での献身性。それをより出せるようになりました」と本人は言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動