山縣亮太100m9秒95で日本新 度重なる怪我が生んだ記録更新

公開日: 更新日:

 さらに高野氏は続ける。

「今の走りは無理にピッチを上げるのではなく、ゆったりとストライドが出ているように見える。誇張して表現するなら、自転車をこれ以上スピードが出ないまでこぎ、そこでこぐのをやめてリラックスしても、しばらくそのスピードのまま伸びていく感じです。17年の全日本実業団選手権で1回目に10秒00を出したときは現地で見ていました。翌年のアジア大会も10秒00で銅メダル。9秒台は時間の問題と思っていましたが、故障のためここまでかかったのでしょう。ケガのたびにトレーニング法を変えたり、新たに付けたコーチのアドバイスも役立っていると想像する。力まず、伸びていく、進化した走りは3度目の五輪が楽しみです」

 ケガも無駄ではなかったか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が