なでしこがメキシコ戦で見せた東京五輪メダル獲得の可能性
東京五輪メンバーを決める直前の試合となった13日のメキシコ戦。
なでしこの選手たちは5-1のスコア以上に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。
10日のウクライナ戦(8-0)から6選手を入れ替えたがチーム全体の好守のリズムは崩れることなく、さらに途中出場の6選手がピッチに出てもハイレベルの戦いを披露してくれた。
攻撃面で「やるじゃないか」と思ったのは「積極果敢に相手DFの背後を突いて貪欲にゴールを狙った」姿勢である。
先発2トップは岩渕と田中。この2人の動きに合わせてボランチの中島と林が積極的にスルーパスを送り、熊谷と南のCBコンビは最後尾から効果的なロングボールを供給した。
メキシコ選手もレベルの高いプレーを見せ、前半は岩渕の1点にとどまったが、後半早々に田中が追加点を決めて主導権をキープ。終盤はメキシコの運動量も落ち、最後は途中出場の遠藤が5点目を入れて試合をきっちり締めくくった。
日本サッカーは、男女ともに共通していることだが、ややもするとパスを回して回して完結してしまう傾向にある。