大谷25号ソロでHR首位ゲレーロJr.に肉薄!チーム低迷ほど本塁打増えそうな皮肉

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(26)がライバルに食らいついている。

 日本時間28日のレイズ戦は九回に5番手右腕フェアバンクスの内角直球を捉え左翼スタンドに叩き込む25号ソロ。飛距離117メートルで、ア・リーグ本塁打数トップのブルージェイズのゲレーロJr.に1本差と迫った。この日、発表されたオールスター(同7月14日=デンバー)ファン投票の第1次結果では、ア指名打者(DH)部門1位の196万1511票を得て、各ポジション上位3人(外野手は9人)による最終投票に進出。ファンへのお礼の一発ともなった。

 大谷の最近のバットスイングを見ると「ひょっとして場外本塁打を狙っているのではないか」と思いたくもなるほど、振り回している。

 月ごとの打数における三振の割合は、4月から29、35、35%と高い。70打数で10本塁打と一発のペースが上がった6月に入ってからはその傾向が強い(数字は日本時間27日現在)。本塁打数に比例して三振数が増えるのは当然として、大谷の場合は一発が必ずしもチームの勝利につながらない。エンゼルスは現在、37勝40敗の勝率.481でア西地区ではレンジャーズとともにポストシーズン進出が厳しい状況だ。今月中旬から地区優勝を争うチームとの対戦が増えて苦戦している。現在はレイズ、ヤンキースと強豪との対戦が続く東海岸への遠征の最中。エンゼルスはいよいよピンチとはいえ、チームが低迷すればするほど結果を気にせずバットを振り回せるのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された