エンゼルス大谷翔平 東海岸遠征7試合は球宴スタメン出場への「試金石」
米大リーグオールスターの第1次ファン投票が日本時間25日午前5時に締め切られた。同28日に発表されるア・ナ両リーグの各ポジション上位3人が最終候補として第2次のファン投票に進む。 大谷は過去2回の中間結果では、いずれも2位に大差をつけてア・リーグDH部門でトップだっただけに、同部門の最終候補に残ったとみられる。
メジャートップの23本塁打を放ち、ホームランダービーに出場する意向も示したとはいえ、だからといって本番でのスタメン確保が保証されているわけではない。
同29日午前1時から各ポジション上位3人による最終投票が行われ、最多得票を得た選手がそれぞれスタメンに名を連ねるからだ。
エ軍は今月の26日から最終投票が締め切られる7月2日までの7日間に東海岸遠征が組まれている。レイズ3連戦(26日~)、ヤンキース4連戦(29日~)の計7試合が予定されており、大谷にとっては球宴スタメン出場の試金石になる。
今季ここまでレイズ、ヤンキースとも好調。首位レッドソックスも交えてア・リーグ東地区で三つ巴の優勝争いを繰り広げている。両軍とも投手陣が充実しており、チーム防御率はレイズが3.41(リーグ2位)、ヤンキースが3.57(同4位)と安定感を誇る。ともに先発陣が安定している上に、レイズ・カスティーヨ(11セーブ)、ヤンキース・チャップマン(16セーブ)の両守護神を中心としたリリーフ陣が鉄壁。救援陣の防御率は、それぞれリーグトップの3.13、同2位の3.19。両軍の好投手を打ち崩せば、大谷にとってはファンに向けた最高のアピールにつながる。