エンゼルス大谷翔平を悩ませる“滑り止めポリス”と「敵将の横やり」
エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間24日のジャイアンツ戦に「2番・投手」のリアル二刀流で出場し、投げては6回を1本塁打含む6安打1失点、9奪三振、打っては3打数無安打2三振。まずまずの内容だったが、自身のバットから快音が響かなかったこともあり、勝敗は付かず。チームは延長十三回に7点を奪われ、3-9で敗れた。
大谷は先発投手が少なくとも2回受ける粘着物質のチェックをクリア。メジャーの多くの投手が使用を噂される異物は当然、検出されなかったものの、今後は敵将との戦いも強いられる。
新たに設けられた新ルールでは審判の判断に加えて、相手監督の要求があった場合にも投手のグラブなどを確認できるとしているからだ。
フィリーズ・ジラルディ監督は早速、23日のナショナルズ戦で新ルールを駆使、相手先発でサイ・ヤング賞右腕シャーザーを確認するよう球審に要求した。
敵将のリクエストは四回の途中、しかも、3度目のチェックだっただけにシャーザーは激怒。グラブと帽子を地面に投げ捨てると、自らユニホームのベルトを外して潔白を訴えた。シャーザーがベンチに引き揚げると、一塁側ベンチのジラルディ監督と口論に発展。ベテラン指揮官はベンチを飛び出したところで退場を宣告されたが、状況から判断してシャーザーを揺さぶる狙いがあったのは明らかだ。