大谷の球宴スタメン出場にヤンキースとニューヨーカーの壁
大リーグオールスター(7月14日=日本時間、以下同・コロラド州デンバー)のファン投票が4日から始まり、日本人野手では唯一、エンゼルス・大谷翔平(26)がア・リーグのDH部門に名を連ねた。
今回の投票は2段階で行われ、25日までの1次投票で選出された各ポジションの上位3人(外野手は上位9人)が28日に発表される。その上位3人が29日から4日間の最終投票に進み、各ポジションで最多得票を得た選手がスタメンに名を連ねる(発表は7月2日)。
大リーグ公式サイトを筆頭に米メディアの多くは、大谷の出場を確実視しており、中には投打の二刀流での選出を推す声もある。開幕から本塁打を量産する大谷の選出は間違いなさそうだが、スタメンでの出場となると微妙だ。
最終投票が行われる今月下旬、エンゼルスは敵地ニューヨークでヤンキースと4連戦(29日~)が組まれている。ニューヨークには目が肥えている上に、手厳しいファンが少なくない。
今季のヤンキース投手陣は無安打無得点を達成した右腕クルーバーら故障者が続出しながら、エース右腕コール(12試合で6勝3敗、防御率2.26)が牽引。チーム防御率3.25はリーグ2位と安定している。