大谷が2戦3発のヤンキースタジアムであす初登板 待ち受けるNYの異常気象
勢いが止まらない。エンゼルスの大谷翔平(26)は日本時間30日、三回の2打席目に3戦連発の27号ソロ、さらに続く五回の3打席目でも28号2ランを放った。
渡米1年目の2018年以来、3年ぶりの“聖地”で打席では結果を残したが、初めて上がるマウンドではニューヨークの洗礼を浴びるかもしれない。
大谷は同7月1日のヤンキース戦に4勝目(1敗)をかけて登板する。
同29日からの4連戦初戦に先発したエンゼルスのバンディは暑さから熱中症にかかり、マウンド上で嘔吐を繰り返した末に、1回3分の2で降板した。試合後のマドン監督によれば、バンディはメディカルスタッフによる適切な処置を受けて大事には至らなかったそうだが、大谷にとって決して他人事ではない。
ヤンキースタジアムのある米東海岸は、ここに来て異常気象に見舞われており、この時期にしては高温多湿の日が続いている。29日には気温32度、湿度50%を記録し、大谷が登板する1日の予報は気温35度、湿度63%、体感温度は40度にも達し、熱中症を患ったバンディ以上に過酷な環境下でのマウンドとなる。