大谷が3勝目 打での“30-30クラブ”入りはチームと主砲次第
エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間18日のタイガース戦に「2番・投手」のリアル二刀流でスタメン出場。投手として六回までを5安打1失点に抑えて今季3勝目(1敗)を挙げた。
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大谷はここまで、64試合で226打数61安打の打率.270、19本塁打、47打点、10盗塁。162試合なら単純計算で50本塁打、26盗塁となる。打率が上がれば、3割、30本、30盗塁(トリプルスリー)にも手が届きそうな勢いだ。
メジャーにトリプルスリーという概念はないが、過去に「3割30本30盗塁」を達成したのは延べ28人。大谷が30本塁打30盗塁の「30-30クラブ」に入るには本人のコンディションに加え、チーム成績と主砲の存在も大きく関わってくる。
主砲とは、右ふくらはぎを痛めて負傷者リスト入りするまで大谷の後の3番を打っていたトラウト(29)のこと。球宴明け(7月16日、マリナーズ戦)にも復帰予定のトラウトは、これまで公に発言したことはないものの、多くの強打者がそうであるように、自身の打席で走者に動かれるのを快く思わないはずだ。メジャーを代表するクラッチヒッターは大谷について「彼の才能は信じられない。才能に甘えることなく、常にハードワークを惜しまない」と絶賛している。社会貢献活動などにも熱心に取り組み、チームが勝てなくても決して不満を口にすることもない人格者として知られるトラウトのこと。大谷のグリーンライト(ノーサインで盗塁する権利)にも理解を示すとみられるが、それもチームの状況次第だ。