“大谷2世”目指し希望選手は後絶たず 米国「二刀流育成」の実態は?
「各球団とも入団交渉の際は本人の意思をくんで二刀流としての育成を確約するものの、投打どちらもメジャーレベルに達するのは至難の業です。各球団の首脳陣は入団からしばらくはマイナーで二刀流としてプレーさせ、本人に現実を突き付けてから諦めさせるのが常套手段。そもそも大谷のように投手、打者両方の練習をこなす前に故障してどちらか一方に専念せざるを得ないケースが大半です」
17年のドラフト全体4位指名で入団したレイズの左腕ブレンダン・マッケイ(25)は肩を痛めるなど、毎年のように故障に悩まされ、今季はマイナーで1試合に登板しただけで打者に専念している。
大谷に次ぐ「現代のベーブ・ルース」は簡単に現れそうにない。