【競泳男子】“自信満々”瀬戸大也は表彰台の真ん中どころか大幅な記録更新も
瀬戸大也(27歳・競泳)
「(金メダルの可能性は)めちゃくちゃ100%に近づいています」
22日のリモート取材に応じた瀬戸大也は力を込めてこう言った。
昨年9月、「週刊新潮」にCAとの不倫をスッパ抜かれ、続報では複数の女性の陰が見え隠れした。これにより当時所属していたANAの契約を解除。妻で飛び込み元日本代表の馬淵優佳(26)と共に出演した味の素のCM動画は削除され、競泳日本代表主将や、JOCの「シンボルアスリート」も降りた。さらには日本水泳連盟からは年内の活動停止処分を下され、順風満帆に歩んでいたかに見えた人生から一転、どん底を味わった。
表舞台に戻ったのは今年2月に行われたジャパン・オープンだ。ここで、最もメダルが期待されている400メートル個人メドレーを4分12秒57で制し、4月の日本選手権でも同種目を4分9秒02で優勝。スキャンダル後のブランクが影響し、自己ベストの4分6秒09には遠く及ばなかったが、スポーツライターの折山淑美氏は「金メダルの可能性は十分にある」と、こう続ける。
「復帰後の大会インタビューでは『感覚が戻ってきている』『メダルの手応えを感じている』と語っていたものの、良いタイムがなかなか出せないことへの不安が見え隠れしていました。ジャパン・オープンの頃は正直、金メダルは厳しいなと思ったほどです。ところが、今回のリモート会見で『4分4秒台を狙える自信がついた』と言った。その表情には確かな自信がにじんでいました。まるで2019年の世界選手権で優勝した時期のような顔つきです。かなりの手応えがあるのでしょう。以前の自信も回復したことで、大幅な記録を更新する4分4秒台もあり得ますよ」
裏切った妻と2人の娘に雄姿を見せたい。