今度はオリパラ事務局長に「高額ゴチ接待&公用車の私用」疑惑 霞が関での評判は…
平田事務局長は、スポーツ関係者のなかでは知る人ぞ知る人物らしい。もともとは、横浜国大を卒業した後、当時の通産省に入った官僚だ。Jリーグの発足にも関わり、2002年には日本サッカー協会専務理事に就任している。スポーツビジネスに詳しく、現在、早大大学院スポーツ科学研究科の教授もしている。2013年、安倍首相に内閣官房参与に任命され、2020年には菅首相に再任されている。菅首相とは官僚時代からの付き合いだという。霞が関関係者がこう言う。
「東大卒ではないので、役所での出世は諦めていたはずです。でも、横浜国大出身をウリにして、横浜が選挙区の菅さんに食い込んだといいます。20年近い付き合いのはず。首相動静を見ても頻繁に会っています。経産官僚らしく目端が利く。やり手なのは間違いない。恐らく、スポーツがビジネスになると気づいたのでしょう。本来、スポーツは文科省の管轄ですが、生真面目な文科官僚とは、スポーツに対する考え方も違うと思います」
報じられた疑惑が事実なのかどうか、内閣府に聞いたが、「担当者が不在」とのことだった。“高額接待”と“公用車の私用”があったのか、野党は徹底的に追及すべきだ。