ロッテ佐々木朗希にのしかかる「負けたら終わり」の重圧 楽天とのCS初戦に先発
CSファーストステージの行方は高卒2年目右腕に託された。
4日、ロッテの井口監督は楽天とのCS初戦(6日)に佐々木朗希(20)を先発させると明言。2戦目は今季チームで唯一2ケタ勝利(10勝4敗)をマークした左腕・小島、3戦目にもつれ込んだ場合は石川が投げる。
「(佐々木は)こういうところでしっかり投げてくれる。一番安定しているので期待したい」(井口監督)
今季3勝2敗、防御率2.27、10月に限れば同0.47と向かうところ敵なし。楽天にも今季3試合で1勝、同1.35と相性もいい。今季一軍デビューしたばかりの若手だが、CS初戦のマウンドを託されるにふさわしい投手ではある。
ただし、先発投手の相性では、むしろ楽天に分がある。初戦先発が濃厚といわれる則本(30)は今季、ロッテ相手に4試合で1勝0敗、防御率1.61。クオリティースタート(QS)は3回と相性の良さを見せている。
先発陣にやや不安を抱えるロッテと異なり、楽天には「二の矢」もある。2戦目の先発が見込まれている田中将(33)は則本以上のロッテキラー。5試合で1勝1敗だが、そのすべてでQSを達成。3点以上取られたためしがなく、防御率は1.46だ。しかも、則本、田中ともに、CSファーストステージが行われるZOZOマリンでの防御率は1点台。敵地ながら球場との相性もいいなど、まさしく天敵だ。