ロッテ佐々木朗希“虚弱イメージ”吹っ飛ばした! 自己最長8回99球2失点の圧巻投球で勝利に貢献

公開日: 更新日:

 ついに実現した。

 10日、ロッテ佐々木朗希(19)が、憧れの存在である楽天田中将大(32)と初対決。自己最長となる8回99球を投げ、2安打2失点の好投でチームの勝利に貢献した。

 プロ入りして以来、一番の投球内容だった。ストレートは公式戦最速となる158キロをマークすると、三振も自己最多の9個を奪った。与四球もゼロで制球も安定。とくに序盤は、150キロ台後半のストレートを連発した上に、変化球のキレ、制球ともに抜群。楽天打線を四回まで無安打に抑えるなど、前年までバリバリのメジャーリーガーだった田中がかすんで見えるほどだった。

■心身ともに一皮むけた印象

 これまでの佐々木といえば、「令和の怪物」と称されるように、高校時代に最速163キロをマークしたポテンシャルは素晴らしいものがあっても、度重なる故障に悩まされるなど、虚弱ぶりが目立っていた。

 高校3年時は夏の県大会決勝戦を腕の張りによって回避。直後のU18でも、マメを潰してまともに投げることができなかった。プロ1年目の昨年5月にはシート打撃登板で160キロをマークするも、その後は再び肘などに強い張りが出て、しばらくノースロー調整を強いられた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…