巨人・原監督が新たに3年契約 組閣発表で「コーチ陣リーダー」を明確化した本当の狙い
借金1の3位に終わった巨人の原辰徳監督(63)が15日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、山口オーナーに今季の報告を行った。
3年契約の最終年を終え、来季から新たに3年契約を結んだことを明かし、「強いチーム、ファンに愛されるチームをつくる」と語った。
■組閣発表で「チーフ」3人制
巨人はこの日、来季のコーチングスタッフを発表。元木大介ヘッドコーチ(49)がヘッド兼オフェンスチーフ、阿部慎之助作戦コーチ(42)が作戦兼ディフェンスチーフという球団初のポストに就任。宮本投手チーフコーチの退任に伴い、桑田真澄投手チーフコーチ補佐(53)が投手チーフコーチに昇格する。
また、二軍、三軍の若手育成に携わるファーム総監督として、巨人のヘッドコーチ、二軍監督などを歴任した川相昌弘氏(57)を招聘。一軍は野手総合コーチを廃止し、攻撃と守備面の責任者が明確化されることになった。
昨季のチーム打率はリーグ3位の.255だったが、今季は同5位の.242に落ち込んだ。1勝もできなかったヤクルトとのCSファイナルステージも3試合で2得点の貧打に泣き、あえなく敗退。元木ヘッドはその打撃部門の責任者となる。