BC茨城の23歳無名右腕をドジャースに売り込み 辣腕GM色川冬馬氏に“裏話”を聞いた

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 アメリカンドリームへの第一歩が踏み出された。

■BCリーグからメジャー挑戦

 17日、独立リーグの茨城アストロプラネッツ(BC茨城)は所属選手の右腕・松田康甫(23)がドジャースとマイナー契約を結んだことを発表した。

 松田は身長193センチ、体重93キロ、最速155キロと大器の片鱗を見せるものの、金沢高時代は甲子園未出場。拓大では1年冬に右肩の内視鏡手術を受けたこともあり、4年間の登板はたったの1試合だった。BC茨城でも1年目の昨季はわずか3試合にとどまり、昨年7月には右肘のトミー・ジョン手術を受けている。表舞台にほとんど登場しておらず、リハビリを終えるまで半年近くかかる見込みだが、なぜメジャーから声がかかったのか。

「松田選手を獲得した時からメジャーで戦えるようなスケールの大きな選手に育てたいと思っていたんです。本人の夢も『世界一の野球選手』だった。そこで、昨年の6月、7月ごろから私のつながりのあるいくつかのメジャー球団に松田選手の動画やリポートをお送りしまして……」とは、色川冬馬GMだ。

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