中日・立浪監督「ヘラヘラやってたら外す」 いきなり“ドーカツ”し選手ピリピリムード
「全体で練習をしているときは試合と一緒。ヘラヘラ笑いながらやってる選手は外すよ」
中日の沖縄・北谷キャンプ初日。今季からチームの指揮を執る立浪監督(52)は、練習前に選手を集めると、こう言った。
キャンプ初日に監督からいきなり、「ヘラヘラやってたら外す」と言われた選手たちがピリピリしないはずはない。
ブルペンでエースの大野雄大が変化球も交えて77球を投げ込めば、フリー打撃では飛躍が期待される3年目・20歳の石川昂弥が逆風の中、柵越えを連発。
投手も野手もきびきびとした動きが目立った。
立浪監督は内野ノックこそ自らノックバットを握ったものの、「この3日間はじっくり観察したい」と選手個々の動きをチェックした。
中日は2011年以降10年間、優勝から遠ざかっているばかりか、昨季までの9年間はBクラス8回。再建を託された立浪監督、まずはチームに厳しさを植え付けようという方針のようで、「選手たちはキャンプに合わせて練習してきていると感じた。100点でいいと思う」と満足げだった。