救世主・伊東純也は「点取り屋」としてまだまだ伸びしろがある
W杯アジア最終予選でサウジアラビアと対戦(2月1日)した日本代表は、2-0のスコア以上に良い内容のサッカーをやっていたと思う。この試合に関しては、あまり注文をつけるところもないね。
FW南野の先制ゴールをアシストし、チーム2点目を豪快なシュートで決めたFW伊東が、森保日本の救世主であることを改めて印象付けてくれた。やはりスピードという得難い武器を持っているのは強みだね。
日本選手はパス回しが得意だが、彼の縦へのスピードがアクセントとなり、日本の攻撃に厚みを加えてくれる。
左サイドのDF長友が粘り、そこから出たボールが伊東のゴールを演出した。偶発的なラストパスだったが、サイドから崩すというチームの意図は感じられた。それはきっちり評価しておこう。 4試合連続ゴールと絶好調の伊東は、たとえばボールを受ける際の体の角度、ドリブルの方向や緩急など改善の余地はある。言うなれば「まだまだ点取り屋として伸びしろがある」ということ。
年齢は……3月で29歳か。もう少し若ければ欧州4大リーグから引き合いがあっただろう。カタールW杯に出場してゴールを決めたら、好条件のオファーが届くかも知れない。楽しみだね。