フィギュア坂本花織“疑惑のROC勢”に割って入り銅 重圧跳ね返した強靭メンタルの原点

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 フリーの前から坂本には世界中の熱視線が注がれていただけに、その重圧はハンパじゃなかったはず。そんなプレッシャーをはね返して自己ベストをたたき出した精神力は並ではない。

 坂本を知るスケート関係者が言う。

「そもそも坂本は“緊張しい”で、最終滑走が大の苦手。プレッシャーにそこまで強い選手ではなかった。その主な要因が自信のなさだと気付いたのが、ここまで二人三脚でやってきた中野園子コーチ。連戦になっても試合勘や成功体験を積み上げることで、坂本に自信をつけさせることを徹底した。中野コーチ自身も超スパルタで、その“圧力”も精神が鍛えられた一因かもしれません」

 坂本の勝負強さを生み出したのは“鬼コーチ”の存在というのだ。演技後の坂本は「悔しい思いをしてきた4年間の集大成と言うか、努力が報われてうれしい。先生(中野コーチ)とはこれまで以上に強いハグをしました」と話した。

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