巨人・菅野が今季背負う「1人4役」の重荷…首脳陣と若手の“中間管理職”までやらされる
巨人の菅野智之(32)が25日の中日との開幕戦へ不安を残した。
18日のロッテとのオープン戦に先発。初回に中村奨、二回にレアード、五回に藤原と計3本のソロ本塁打を浴びるなど、5回を投げて5安打4失点。
被本塁打数20本でリーグワースト4位だった2019年の“一発病”がぶり返したかのような、不安を残すオープン戦最終登板に「いい部分と悪い部分が出た。結果にこだわっていたので悔しい。不安な部分はあるが、開幕は待ってくれない。時間を使って準備したい」と修正を誓った。
山口が二軍落ちしたことで、開幕ローテは菅野、メルセデスに赤星、山崎伊、堀田が当確。最後の1枠に戸郷が入るかどうかという段階に入った。新顔が3人も入っているのは異例。「若手抜擢」の大号令を出している山口オーナーは喜んでいるだろうが、これによって菅野の負担は増している。阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチは春季キャンプ中の日刊ゲンダイのインタビューで「『宮崎では自分の調整をしていいけど(2次キャンプ地の)沖縄では若手の手本になってくれ』と頼んだ。桑田(投手チーフコーチ)さんが『投手みんなでやってみよう』と言った時、投手陣全体に考えを浸透させる役割を智之にやってもらいたい」と話していた。