ウッズ自動車事故から奇跡のマスターズ出場はスポンサーのため?ナイキのスパイク履かず話題
「経済紙フォーブスの推定では、ウッズは1996年のプロ転向以来、2018年まで15億ドル(約1650億円)の収入があり、そのほとんどがスポンサー料やコース設計料などだ。96年に5年4000万ドル(当時約43億円)で契約したナイキとの関係は今も継続している。その一方でクラブは17年からテーラーメイド、ボールは同年からブリヂストンスポーツと契約。16年からキャディバッグには清涼飲料水メーカー(モンスターエナジー)のロゴが入っている。ウッズは97年に21歳でマスターズに勝ってからスーパースターへと駆け上がった。思い入れのある大会だし、世界で最も注目されるトーナメントです。ツアー復帰がマスターズならインパクトは大きい。大事故でしばらくツアーを離れ、迷惑をかけていた契約メーカーに対しても面目が立つし、スパイクの契約が変わるなら格好の宣伝にもなるという見方はある」
吉川氏は続ける。
「米ツアー記者の中には『ウッズは責任感が強い。スポンサーのことを考えていなければ、アップダウンが激しく、脚に大きな負担のかかるコースのマスターズを復帰戦に選ぶはずはない』という者もいる。いずれにしても、ウッズが出場すれば、連覇のかかる松山よりファンの視線を集めることになるでしょう」
使うギアはどうでもいいから、ウッズのプレーを観たいファンは多いはずだ。