初日首位発進の高橋彩華は女王・稲見萌寧と同門 2人がいつもピリピリムードな理由
【フジサンケイレディス】第1日
黄金世代の高橋彩華(23)がツアー初優勝に向けてコースレコードタイの63をマークし、2位に4打差をつける単独トップに立った。この日は8バーディー、ノーボギーで回り、ピンチは4メートルのパーパットを残した17番パー3だけで、会場特有のコーライ芝の砲台グリーンをリズムよく攻略した。
「(優勝は)自分自身との戦いなので、そこをうまくコントロールできたら見えてくるかな」(高橋)
高橋は、昨年の賞金女王・稲見萌寧(22)と同じ奥嶋誠昭コーチの指導を受ける。
「奥嶋コーチが試合で高橋のキャディーバッグを担ぐと、独占欲の強い稲見の高橋へのジェラシーは半端ではありません。絶対に負けたくないという闘争心がメラメラ沸いて、それが好成績につながった。2人の間に流れるピリピリした雰囲気は会場では有名で、みんなビックリしていますよ」(ツアー関係者)
高橋は今季予選落ちがなくトップ10入り3回、メルセデスランク9位につける。いっぽうの稲見は腰痛もあって予選落ち2回、棄権1回。メルセデスランク17位と昨季より調子を落としており、大会初日はイーブンパー35位タイ。稲見も自分のゴルフで精いっぱいであり、高橋の初Vには追い風か。