畑岡奈紗が米ツアー6勝目 悪い流れを断ち切り「圧勝」へと導いた強靭メンタル
「目標は15アンダー。達成できてよかった」
LPGAツアー6年目の畑岡奈紗(23)が、先週の「DIOインプラントLAオープン」で通算6勝目を挙げました。
2位に4打差をつけて単独首位スタートの最終日は第3ラウンドと同じ67で回り、目標通り通算15アンダーまでスコアを伸ばしました。終わってみれば2位との差を5打に広げる圧勝です。
今季はこれまでトップ10が一度もなく、苦しんでいました。初日トップの好スタートも2度ありましたが、いい流れが4日間続きません。ドライバーショットは曲がらないのに、アイアンショットの精度を欠き、グリーンをとらえてもチャンスを決められないのが原因でした。プレーに硬さが出て、パットもうまくストロークできていませんでした。
畑岡には長くLPGAツアーで戦ってきた自負があり、負けず嫌いな性格は人一倍強い。今年から注目される渋野日向子や古江彩佳が新たに参戦したことで冷静さを失った部分もあったでしょう。それに思い通りにスコアをつくれず、焦りもあったはずです。