「バイロン・ネルソン」で1カ月ぶりにツアー復帰する松山英樹のゴルフに注目
クラブを置く時間ができると、これまでを振り返って、いろんなことをじっくり考えることができます。
ずっとゴルフ漬けの毎日で、がむしゃらに突っ走ってきたところがあります。
ツアー会場では夜遅くまで居残って練習に取り組むなど、人並み外れた努力を積み重ねて日本人選手初のメジャータイトルを手にし、世界のトッププロの仲間入りも果たすなど、ちゃんと結果を残してきました。
首に痛みがあった「マスターズ」でのプレーにも落ち着きが見受けられ、ベテランの域に達しています。
ツアーに出場資格がないプロは焦りもあって無理をしますが、松山にはそんな心配は無用です。
今週の試合は、ティーショットで体がしっかり回ってボールを打てるのか。アイアンは手打ち、打ち急ぎになっていないか。パット、アプローチはタイミングよく打てるのか、が主なチェック項目になり、ボールを打った際の感触や、出球が狙い通りかの確認になるでしょう。
もちろんケガを長引かせ、スイングに悪影響が出るのが一番怖い。20代の頃は一晩寝たらすぐに体力を回復できても、30代になれば体のいろんなところに負担がかかり、痛みが出てきます。