国内メジャーVなら3年シード獲得 若手女子プロが描く“優勝特典”の使い道

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【ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ】第2日

 高速グリーンに多くの選手が戸惑う中、初日8アンダーで飛び出した山下美夢有(20)が通算6アンダーで首位をキープ。残り36ホールを逃げ切ってツアー2勝目を狙う。

 今大会は今季の国内メジャー初戦。優勝すれば3年の複数年シードを獲得する。シードはツアーにフル出場するための権利で、ツアープロにとってはぜひとも手に入れたい重要なもの。それが3年間も保障されることになるのだが、国内女子ツアーのシード権に関する規定は2019年に変更され、シードの開始年度を、獲得した翌年から10年のうちに任意で選択できるようになった。長期スパンで考えれられるようになり、使い道の選択肢が広がったわけだ。

 例えば、今季から米女子ツアーを主戦場にする渋野日向子(23)は19年の今大会に優勝し、3年シードは30年まで行使期限がある。仮に4、5年米国でプレーした後に撤退する時、日本ツアーへの復帰も可能だ。

 ツアー関係者が言う。

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