ロッテ佐々木朗希は「まだ見習い」と吉井理人氏…評論家が指摘する今後の課題

公開日: 更新日:

■「足りないのは経験」

 評論家の山崎裕之氏は「焦ることはありませんよ」と、こう続ける。

「フィールディングはセンスの部分もありますからね。例えば西武のリリーフ投手の平良。体重100キロの巨漢だが、驚くほど俊敏です。佐々木朗希はグラブを上から叩きつけるようにトスを捕球しようとしたが、あんな捕り方をする必要はない。じゃあセンスがないかと言えば、そんなことはない。今の佐々木朗希に足りないのは経験。昔から『経験に勝るものはない』と言います。試合でさまざまな状況、場面に直面しながら学んでいけばいいのです」

 要改善のクイックについても同様だと、山崎氏は続ける。

「今のところは修正しなくてもいいでしょう。ロッテは佐々木朗希の体力を考えて、慎重に育てている。フィールディングだ、クイックだと一気に詰め込みすぎると逆効果。故障につながりかねない。課題が多いということは、伸びしろがある証明。なにせ、投手として未完成ながら完全試合を達成したほどの実力がある。凄い『見習い』もいたもんですよ(笑)」

 半人前の今でさえプロの打者を牛耳り、もっか5勝1敗、防御率1.77。やはり末恐ろしいと言うしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  4. 4

    優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

  5. 5

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  1. 6

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  2. 7

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」

  3. 8

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 9

    広末涼子とNHK朝ドラの奇妙な符合…高知がテーマ「あんぱん」「らんまん」放送中に騒動勃発の間の悪さ

  5. 10

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性