どうにも腑に落ちない渋野日向子の全米女子プロ棄権 勝ちたいなら米国に腰を据えるべき
全米女子プロゴルフ選手権の2日目を通算3オーバー54位のカットライン上で予選通過した渋野日向子だったが、体調不良のため決勝ラウンドを棄権した。3日目の朝、練習場でボールを数発打ったところで棄権を決断したようだ。そのことについてスポーツ紙も、渋野がコースを後にしてから知らされたという。
ほとんどのゴルフ記者はプレスルームで座ってテレビを見て取材しており、練習場で渋野の体調がどうであったか、分からなかったわけだ。しかし、日本選手の中では一番注目されている渋野本人から、棄権したことについて直接何も聞けなかったというのはおかしな話だ。
記者会見は無理だとしても、幹事社が渋野から直接話を聞くことができなかったのだろうか。読者はもっと詳しく知りたかったはずだ。
メディアは渋野の顔色をうかがって、遠慮してはいないだろうか。わずかな時間でいいから、渋野から体調について語ってもらう努力を怠ったと言われても仕方ないだろう。
全米女子プロ選手権が終わった日のスポーツ新聞を見ると、「大会前から疲労や体の熱さを訴えていた。頭痛がして、体温も高かった」と報じている。といっても、渋野本人に聞いたわけではなく、関係者からのまた聞きだ。