日本ハム“清宮と同期”田中瑛斗がプロ初勝利!右肘手術→戦力外→育成再出発からの大復活
「(一軍の)この景色を見たくて頑張ってきました。長かった分、きょうは絶対に勝つという気持ちで投げました」
5年目の田中瑛斗が、7日のロッテ戦で6回を1失点に抑えてプロ初勝利。試合後のインタビューでこう言った。
柳ケ浦(大分)から清宮と同じ2017年のドラフト3位で入団。キャンプのブルペンを見た首脳陣のひとりが「1年目から使える」と言ったほど。2年目の最終戦にプロ初登板したものの、翌20年は右肘痛に悩まされて7月に手術。この年はファームでも登板なしに終わって、昨年オフ、戦力外通告を受けた。
「約1カ月後に育成選手として再契約を結んだのですが、何しろグラウンド外でだらしなかった。規則を守れず、朝、起きるべき時間に起きてこなかったこともある。けど、いったん戦力外になって、思うところがあったのでしょう。生活態度も見違えたといいますから」(日本ハムOB)
今季はファームで結果を出し、7月1日に支配下登録。背番号は「146」から「93」になってこの日のプロ初先発で結果を出した。遠回りをしたが、今後が楽しみな右腕だ。